ヒクソスの都で楔形文字の粘土板が発見された
下エジプトのテルエルダバー遺跡からエジプトでは最古の資料となる
楔形文字の粘土板が発見された。ただし、出土品は小片。
情報の元はこちら
http://idw-online.de/pages/de/news316817
http://public.univie.ac.at/index.php?id=6576&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=9759&tx_ttnews[backPid]=6088&cHash=60bd3c069d
この遺跡は東デルタに位置し、ヒクソスの都アヴァリスとして発展した町
である。以前、この遺跡で古代ギリシアの壁画の一部が発見され、
エジプトとエーゲ文明の交流がクローズアップされたのだが、今回、新たに
楔形文字の粘土板が発見されたことにより、今後はヒクソスとメソポタミア
との交流にも議論が及びそうだ。
今回発見された楔形文字の粘土板が第二中間期の資料だと仮定したとして、
それでは、この資料はどこで書かれたものなのであろうか?
アマルナ書簡についてはすでに胎土分析が行われているので、今回の資料で
胎土分析を行うことが可能であれば、この資料がアマルナ書簡を発信した
地域と同一であるか否かということが、ある程度わかってくるであろう。
また、楔形文字の形状や、使われている文字の種類から時代や地域が特定される
こともあるかもしれない。
中間期の資料が統一王国時代のエジプトのイメージを揺るがすことになると、
面白い状況になりそうだけど、まだまだ、そこまでは研究が進展しないかも。
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