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ヒクソスの都で楔形文字の粘土板が発見された

下エジプトのテルエルダバー遺跡からエジプトでは最古の資料となる
楔形文字の粘土板が発見された。ただし、出土品は小片。

情報の元はこちら
pc http://idw-online.de/pages/de/news316817
pc http://public.univie.ac.at/index.php?id=6576&no_cache=1&tx_ttnews[tt_news]=9759&tx_ttnews[backPid]=6088&cHash=60bd3c069d

この遺跡は東デルタに位置し、ヒクソスの都アヴァリスとして発展した町
である。以前、この遺跡で古代ギリシアの壁画の一部が発見され、
エジプトとエーゲ文明の交流がクローズアップされたのだが、今回、新たに
楔形文字の粘土板が発見されたことにより、今後はヒクソスとメソポタミア
との交流にも議論が及びそうだ。

今回発見された楔形文字の粘土板が第二中間期の資料だと仮定したとして、
それでは、この資料はどこで書かれたものなのであろうか?

アマルナ書簡についてはすでに胎土分析が行われているので、今回の資料で
胎土分析を行うことが可能であれば、この資料がアマルナ書簡を発信した
地域と同一であるか否かということが、ある程度わかってくるであろう。

また、楔形文字の形状や、使われている文字の種類から時代や地域が特定される
こともあるかもしれない。

中間期の資料が統一王国時代のエジプトのイメージを揺るがすことになると、
面白い状況になりそうだけど、まだまだ、そこまでは研究が進展しないかも。

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ベレニケで全部で12種類の言語の資料が発見された

pc U.S. and Polish archaeologists successful at Berenike
http://en.naukawpolsce.pl/palio/html.run?_Instance=cms_naukapl.pap.pl&_PageID=1&s=szablon.depesza&dz=archeology&dep=361511&data=〈=EN&_CheckSum=2050323395

地中海沿岸のベレニケ遺跡において複数の文字資料が発見されたとのこと。それらの
資料の言語は全部で12種類もあるらしい。しかも、イスラームよりも前の時代の言語が
1つ含まれていたようだ。 1つの遺跡から12種類の言語が発見されるというのは、かなり
すごい。

自分の部屋の本棚をみても、日本語、韓国語、英語、ドイツ語、フランス語、ロシア語、
オランダ語、イタリア語、 ヘブライ語、アラビア語で書かれた書物しかない・・・。

全部で10種類の言語。結構少ないものだ。



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Henry G. Fischer (1988) Ancient Egyptian Calligraphy.

Henry G. Fischer (1988) Ancient Egyptian Calligraphy.

古代エジプトの象形文字の代表的なものを取り上げ、その書き方などを紹介した本。

The Giza Archives では本書のPDFファイルが無料で公開されています。

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Englund, Gertie (1995) Middle Egyptian: An Introduction.

Englund, Gertie (1995)
Middle Egyptian: An Introduction.
Second editon. Uppsala.
147pp. ISBN 91-506-1114-3

本書は文型の提示を軸に中エジプト語文法の要点をまとめたものである。
文型を重視するという立場からか動詞の活用に関する解説が少ないが、
そもそも中エジプト語の動詞の活用は一部の動詞を除いてあまり明瞭では
ないのであるから、枝葉末節な語形にとらわれずに大きく幹を見ましょう
という本書のスタイルは、特に初学者用の文法書として最適だと言える。

本書の初版は1988年であり、その初版からPolotsky学説を踏まえた動詞
述語文の体系が採用されている。たとえば、動詞述語文の過去形は
 他動詞 iw sDm.n=f「彼が聞いた」
 自動詞 iw=i ii.kwi「私が来た」
と整理されている。このようにsDm.n=fと状態形構文を並置するという扱いは、
他の文法書ではなかなか見られない。また、本書の巻末(pp.140-143)には
索引を兼ねた文法用語の解説が付されている。このような点を考えると
本書の内容には研究者にも有用な部分がある。

とはいうものの、本書はあくまでも文法の要点をまとめた入門書なのであって、
十全な記述文法を目指した専門書ではない。当然ながら本書に掲載されていない文型
が他に数多く存在しているのであり、扱われている文型の少なさをもって本書の内容
を批判するのであれば、それは筋違いであろう。

ただし、文型の扱いにおいてはあまりにも割り切りすぎている点があり、若干の
注意を要する。たとえば iw sDm=f と iw=f Hr sDm が同じ Present Tense として整理
されているが、筆者自身がp.33で説明している aspect(相) の観点から、これらの構文
の違いを明確に示してもよかったのではないだろうか。

いくつかの注意点はあるものの、複雑な中エジプト語文法を80ページほどの内容に
すっきりとまとめあげた本書の意義は高く、構文一覧(pp.80-81)、文字一覧(pp.82-125)、
語彙一覧(pp.126-139)、引用索引(pp.140-147) の添付もあいまって、価値ある一冊に
仕上がっている。

*なお現在では海外の古書店で調べても、本書の入手はかなり難しくなっています。

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